特型軸用ロータリーUV硬化装置
概要
某社向軸シャフト用UV硬化装置
シャフトに塗布した接着剤を回転させながら紫外線硬化させる装置です。
初版から十数年経ちますが少しずつアップデートされ今に至ります。
製作途中につき外装は一部外してあります。
通常は作業者が手投入したスライド台が回転しながら炉内に入っていきます。
(前部のシャッターが開閉、閉じると内側のUVランプが点灯します)
このタイプはロボットアームでの投入タイプで
左右のマウンターに軸を挟み回転しながら炉内投入されます。
投入スライダーユニット①
回転プレートユニットの軸受け(片側駆動)
駆動、従動側でシャフトを保持し回転します。
左右に別れた回転プレートユニットが
シリンダーで間隔の変更が可能です。
UV光によるチューブ劣化を防ぐ為
カバーリングで光を遮断しています。
片側の長さ方向に関わるサイズは在る程度フリーにしており
指定された寸法内のシャフトの処理を可能としています。
(シリンダーの押し過ぎ防止の為にレギュレーターで低圧制御もしています)
投入スライダーユニット②
スライドユニットを側面から見た画像です。
手前側が可動側
奥側に向かって回転プレートユニットが引き込まれます。
空気圧により可動しますが配管類は全て隠してあります。
(UV光での劣化を防ぐ為)
製作途中①
匡体はアルミフレームで組んであります。
寸法を合わせれば速く正確に簡単に仕上がります。
ここから内部にUVランプを取付て外装を貼りつけて行きます。
弊社ではSUS製のアルミフレームを使用していますが
取付溝も予め用意されているので非常に重宝します。
UV処理用ランプユニット
画像の物は一灯式 有効幅は300mm 程度の物です。
ランプのセンターにワーク(シャフト)を回転しながら移行させ
UVの直下で当光処理を行います。
完成画像
現状で10台以上納めさせて頂いております。
某S社様の特型仕様機ですが
通常のUV硬化装置も製作しております。
ロボットアーム用R-UV硬化装置